Cocolvúが一週間でまさに日本までメキシコを届けました!
作家の作品と作家本人とを切り離すことはできないと思います。なぜかというと、アーティストの感情、考え方、感覚など作品として表現されていることが多いからです。しかし、どのように、どこまで作品を見ればアーティスト本人を理解できるものなのでしょうか。Cocolvu(ココルヴゥ)と出会ったことで、それがほぼ100%の時もあるのだということが分かってきました。
Cocolvuはカラフルで賑やかなイメージを作っているメキシコ人のアーティストです。彼の作品はFrida Kahloみたいな歴史上有名なメキシコ人やアステカ民族の神様、alebrijesなどを、現代的なかわいいスタイルにアレンジしながらメキシコの本質を捉えています。そういうことで、メキシコの代表としてCocolvuは世界中でいろいろなプロジェクトのために呼ばれているんでしょう。
初めてCocolvuと会ったのは、阪急うめだ本店で開催された「ラテン的★多彩な暮らし」というイベントでした。 私はアートが大好きなメキシコ人としてこのイベントに参加しましたからメキシコ人のアーティストと働く機会が出来て嬉しかったです。
イベントの最初の日、Cocolvuに会ってすぐ彼自身もとても賑やかで明るい人だっていうことがすぐに分かりました!「¡Hola! ¡Soy Coco!」(こんにちは!ココです!)と言われて、すぐ抱きしめられました。私はメキシコ人ですが長い間日本で暮らしているから、久しぶりにこんな暖かいハグに出会えて、少しびっくりしました。よく考えたらちょっと感動さえしました。
Cocolvuのホームページやsnsを見てみたら、彼の経歴は素晴らしいと思いました!Instagram、7-up、Disney、Perrierなどのとても大きくて国際的なブラントとコラボをやったことがある上、自分の作品も作っています。特に、壁画をよくデザインしています。すごくアクティブなアーティストです!
今回、Cocolvuが来日したきっかけは、このイベントでライブペインティングで代表的な壁画を描いてもらうためでした。最初から、最後までこんな大きい作品のプロセスを見る機会が特別なのでとても楽しみにしていました!でも、今回はそのプロセスだけではなく、自分のメキシコ原点回帰プロセスも発見しました。Cocolvuといた間、私は自然にスペイン語で話したり、道で大きい声で笑ったり、出会ったばかりの友達と一緒にタコスを食べたりしました。とても楽しかったです!あっという間の一週間をすごしました!
Cocolvuはこの一週間でまさに日本までメキシコを届けました。彼の作品で、メキシコのカラーで、阪急うめだ本店が彩られて、さらに彼の明るい性格のおかげで、メキシコのフレンドリーな雰囲気にあふれた空間が作られました。
「ラテン的★多彩な暮らし」が終わったら、残念なことにCocolvuの壁画が別のブースの壁と同じように壊されて片付けられてしまいました。こんな素敵な作品を捨てるのはもったいないなと最初は思いましたが、アート界では一時的な作品も珍しくないんですね。
Cocolvuもメキシコに帰り、メキシコが日本に届けられた経験も終わりました。
全て一時的なものですが、このような体験、経験ができたことはとても良かったです!
またCocolvuが来日したらいいですね!
皆さんどう思いますか?メキシコ人の友達いますか?Cocolvuみたいに明るくて、元気な人ですか?