版画展「オアハカのグラバドーレス」大阪南船場で開催!
フリーダ・カーロやルフィーノ・タマヨだけではなく、近年世界中で認知が高まっているメキシコのアート。マヤ文明からの歴史があり、独特の混血文化や死生観が織りなすダイナミックは表現は、現代でも壁画を始め絵画、彫刻、インスタレーションと若い作家達が凌ぎを削っています。中でも版画はかつて北川民次や利根山光人がインスピレーションを受け、メキシコに滞在し創作したほど、多彩なモチーフがあったようです。
おそらくその多くは現代でも濃く残るインディオ(先住民)の生活や慣習だと推測します。 そこで必ず出てくるオアハカという土地の名。
先住民の割合が最も多いと言われるオアハカ州は、昨年他界した美術家フランシスコ・トレドと現地で美術大学の学長を務める日本人画家、竹田鎮三郎の影響か、いつしかメキシコ各地から創作を志す若者が集まってくるようになりました。 トレドも竹田も作品は、オアハカに残る土着的な文化・日常が表現の根幹にあるでしょう。
この展覧会は、オアハカで活躍する若手版画家たちの彼らが生きる日々をテーマにしたグループ展。7名の作家の本版画 約30点を展示・販売いたします。
コロナの状況を見ながらの開催にはなりますが、コロナ対策もしっかりとして進めたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。
文/左海義修(TOMBOLA)