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メキシコの「今」を国内から現地のビジネス情報までお届け!

INTERVIEW
2016/10/30

日本最大級のメキシコの祭典!その開催秘話に迫る。

今年2016年にで20回目を迎えた「フィエスタ・メヒカナ大阪」は、西日本各地からラテンファンが訪れる日本最大級のメキシコのお祭り。1997年に第1回目を開催して以来、陽気で明るいメキシコ文化との触れ合いは人気を博し、国際集客都市大阪での代表的なビッグイベントへと成長を遂げました。この祭典の立役者となった、「フィエスタ・メヒカナ大阪」発起人の御三方に開催秘話をお聞きしました。

20年にわたり愛されるビッグイベントへと成長を遂げた「フィエスタ・メヒカナ大阪」開催のきっかけとは?

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【松本】
「フィエスタ・メヒカナ大阪」の前進として、「インターナショナル・ビール・サミット」というイベントがここ「新梅田シティ・ワンダースクエア」で開催されていました。これは、世界各国のおいしいビールを楽しみながら国際交流親善を楽しもう、という趣旨のもの。そのイベントのステージに、当時「在大阪メキシコ合衆国名誉領事館」の領事として赴任していたロペスがメキシコからのバンドを呼んだんです。

【ロペス】
メキシコには、民族伝統の衣装をまとい、弦楽器のアンサンブルに金管楽器を加えた編成で演奏を行う、「マリアッチ」という楽団スタイルがあります。メキシコ人にとって、人生の大切なライフイベント中で音楽は絶対に必要。結婚式・誕生日・洗礼式・葬式など、「マリアッチ」は大切なハレの日のイベントに必ず演奏されます。メキシコのシンボルとして世界各国にも知られている、この「マリアッチ」を演奏する楽団「MARIACHI AGAVE(マリアッチ・アガベ)」を呼びました。

【久野】
この「MARIACHI AGAVE」の演奏が、大盛り上がり!広場中が沸き立ち、ステージの前には一緒に踊り出す参加者さんたちが押し寄せましたね。「MARIACHI AGAVE」は「インターナショナル・ビール・サミット」以来、毎年「フィエスタ・メヒカナ大阪」に来日いただき、盛り上げ役をお願いしています。

【松本】
この体験から「メキシコは来る!」という確信を持ち、メキシコに特化したイベントの開催を計画することにしました。これが、「フィエスタ・メヒカナ大阪」開催の発端です。翌年の1997年9月、メキシコの独立記念日を祝して駐日メキシコ大使館と共同で「フィエスタ・メヒカナ大阪」を開催。以来、関西地区でのメキシコとの友好の絆ネットワークは広がり続けています。

本場、メキシコでも意気投合。大阪人にはラテンの血が流れている!?

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【松本】
「フィエスタ・メヒカナ大阪」を開催しているんだから、「よし視察に行こう!」と、ロペスにアテンドしてもらい現地へ。これが、想像以上におもしろかった。文化、アート、食べもの、すべてに新鮮な衝撃を受けました。「積水ハウス」の系列グループとしては「積水化学」の支社はあるのですが、これまでメキシコの情報に触れる機会は特にありませんでした。さらに、今よりも国内にメキシコの情報が浸透しておらず、とてももったいなく感じた。これはぜひとも日本に紹介すべき国だと思いましたね。

【ロペス】
メキシコの歓迎ムードもものすごかったですね。「メキシコを見学に来た珍しい日本人がいるらしいぞ!」ということで、現地の新聞が取り上げてお祭りさわぎに。「マリアッチ」のふるさとであるグアダラハラをはじめ、さまざまな場所へアテンドしましたが、行く先々でテキーラを乾杯して盛り上がったのがなつかしい思い出です(笑)

【松本】
関西人とメキシコ人の気質が合っているんでしょうね。基本的に、お互い陽気でノリがよく、人に寛容でなにごとも受け入れる姿勢を持っている。この共通したマインドが、「フィエスタ・メヒカナ大阪」が成功している大きな要因かと思います。

民間文化イベントで初めての流れ、ボランティアスタッフの活躍。

【松本】
「フィエスタ・メヒカナ大阪」には、非常にエポックメイキングだった側面があります。それは、民間の文化イベントにボランティア団体がかかわる流れをつくった、初めてのイベントだったことです。「フィエスタ・メヒカナ大阪」開催2年前、1995年に「阪神・淡路大震災」が起こり救援活動を展開した経験を持つ関西地区は、ボランティア活動が活発な地域です。

【久野】
私も元々は「積水ハウス」の社員ではなく、ボランティア団体のスタッフとして「フィエスタ・メヒカナ大阪」と出会いました。それまでの関西地区で未曽有の出来事だった「阪神・淡路大震災」は、震災で直接ダメージを受けた方々はもちろんですが、ボランティア活動に取り組んだ我々の心にも大きい爪痕を残しました。そんなときに出会った、心の底から陽気なお祭りイベント。「フィエスタ・メヒカナ大阪」にかかわることができたボランティアスタッフは一様にこの明るさに心が励まされ、前を向いて活動していくために必要な強いパッションを感じることができました。私自身、こんな元気なイベントのボランティアとしてかかわることができて、本当にうれしかったですね。

ラテンと日本の交流を、「新梅田シティ・ワンダースクエア」から世界へ発信。

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【ロペス】
「フィエスタ・メヒカナ大阪」開催のモチベーションは、楽しいことをやろう!という単純な発想です。そのためか、“苦労”というものを特に感じたことがないですね。ある年なんかは台風上陸と重なったこともありましたが、台風事態がイベントの演出であるかのように超大盛り上がりしていました(笑)開催運営自体が楽しくてしょうがなかった。

【松本】
『アミーゴよ、フィエスタ・メヒカナdeあおう!』このスローガンのもと、毎年このイベントを楽しみにして、必ず来てくれる参加者の方々が多くいらっしゃいます。長年続いてきたこのイベントは、メキシコという外国をテーマにしてはいますが、日本でいう夏祭りのようなものに育ってきました。開催当初、小さな子どもだった参加者が成人し、家族を連れて一緒にやってくる。

【久野】
関西在住ラテン民族のネットワーク構築の場にもなっていますしね。さまざまな出会いをつなげ、絆を結ぶ意味合いのあるイベントに育ったのではないでしょうか。

【松本】
ここ「新梅田シティ・ワンダースクエア」は、いつも新たな感動を提供し、世界へ発信するための場所です。クリスマスに向けた飾りなどでオーナメント、キャンドル、またソーセージやお菓子などのグルメ、ワインを一堂にとりそろえる「ドイツ・クリスマスマーケット」は「新梅田シティ・ワンダースクエア」で初めて開催し、今や日本全国でも展開される風物詩となりました。また、関西最大級のハワイアン野外イベントへ成長した「アロハ・サマーフェスティバル」や、850キロにわたりクラシックカーやスポーツカーが公道を走行するレース「La Festa Primavera(ラ フェスタ プリマヴェラ)」のスタート地点としての活用など、グローバルな情報を発信するイベントを多く企画しています。世界発信をミッションとする「新梅田シティ・ワンダースクエア」で、ラテンと日本との出会いをテーマに今後も「フィエスタ・メヒカナ大阪」を盛り上げていきたいですね。

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