「向う見ずな刺繍作家」を直撃!メキシコ人ライターの感想は?
美術史的観点からすると主流から離れているアンダーグラウンドアートやオルターナティブな会場は、大きな機関とは違いフレンドリーで気楽な雰囲気ですが、最先端なアイディアが生まれる場所だと思います。新宿のIrregular Rhythm Asylumにはこのような雰囲気があります。ここに行ってみたきっかけは「morico展 Exposición De La Bordadora Atrevida」の刺繍展示会でした。まさに、添田もりこさんの作品もそういうオルターナティブな感じがありました。しかも可愛いです。
彼女のコンセプトにふさわしく、「morico展」の副題は「Exposición De La Bordadora Atrevida」(向こう見ずな刺繍作家の展示会)です。「なぜ向こう見ずなの?」と添田さんに聞いてみると「私は刺繍や縫い物の勉強をした事がないんです。なので素人なのに展示会をやるからLa Bordadora Atrevidaと付けました」とおっしゃっていました。
添田さんの作品はメキシコのLucha Libre(プロレス)や素敵なドクロの人形、添田さんが細かく刺繍を施した大きいDiablo(悪魔)からつけやすいブローチまで大小様々なものがありました。Lucha Libreの作品はとても面白いです!プロレスラーの名前やストーリーがちゃんと紹介されています!聞いたことのある有名なプロレスラーのものや初めて見たものもありました!
今回、私はメキシコと関連する展示会を見る目的で行ったのですが、日本のオルターナティブスペースやアートについても学ぶことができました。これからも、向こう見ずな刺繍作家である添田さんやIrregular Rhythm Asylumのプロジェクトを楽しみに期待したいと思います。
皆さん、どう思いますか?このような場所に行ったことありますか?オススメな会場、ギャラリーなどがありましたら教えてください!