560560

メキシコの「今」を国内から現地のビジネス情報までお届け!

TRAVEL
2017/11/27

天使が創った街 Puebla (プエブラ) ―シンコ・デ・マヨ発祥の地―

Estado de Puebla_Regiones_principales destinos_Museo de Arte Popular Ex-Convento de Sta Rosa

プエブラ・デ・ロス・アンヘレス(Puebla de Los Angeles)(プエブラ州)

メキシコの中心地にあるプエブラ・デ・サラゴサはプエブラの州都である。
メキシコシティ空港のバスターミナルからは30分ごとにプエブラ行きのバスが出発している。
街の神話によると、人間を喜ばせるために天使がその場所に街を創ったと言われており、そのため、アンヘロポリスのニックネームで呼ばれている。
1892年5月5日にこのプエブラを舞台として、その当時弱かったメキシコ軍対強い勢力を持つフランス軍の戦争が行われた。その日の戦いでメキシコ軍は強力なフランス軍を倒し勝利をおさめた。
この勝利により、メキシコ軍はより多くの領土を獲得しようとするフランス軍の侵略を止めた。
こうして5月5日はメキシコとメキシコ文化のある国で、シンコ・デ・マヨと呼ばれるカーニバルのようなイベントが行われる祝日となったのである。

プエブラは、世界的に評価の高いメキシコ料理発祥の地でもある。モレポブラノやチレスエンノガダなどはこの地で生まれた有名なメキシコ料理である。
モレポブラノは17世紀頃作られ、メキシコ原住民の文化とヨーロッパの文化が混ざり合ったプエブラ代表的なものとして有名である。
この地方人々にとっては神様への感謝を表すものであり、彼らが誇るべきである。
もう一つの人気料理としてチレスエンノガダがある。
この料理にはザクロが欠かせないため、その実がなる7月~9月の間だけ食べることができる。チレスエンノガダはメキシコの国旗を思わせる色取りも特徴である。

プエブラは歴史地区として散歩にも最適な町である。
ユネスコ世界遺産に登録されているプエブラ大聖堂や、5月5日の戦い(シンコ・デ・マヨ)の舞台であるロレト・イ・グアダルーペの砦などが有名である。この砦は町の歴史的背景として代表的な建造物である。
他にもサンフランシスコ教会や、ユニークな名前の伝統的な飲み物を提供してくれる「ラパシータ」というレストランなど見所が豊富である。

puebla_destinos-principales_cholula_01

RANKING 人気記事!