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LIFE
2017/12/19

メキシコシティの長いクリスマス、「グアダルーペ・レイエスマラソン」!

「El Maratón Guadalupe-Reyes」(グアダルーペ・レイエスマラソン)は 12月~1月の間の長いホリデイである。ホリデイではあるが、仕事や学校などが休みになるわけではない。

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70年代のメキシコ。

メキシコシティで「Dia de Muertos」が終わり、「センパスチリ」(メキシカンマリーゴールド)や「Calavera Catrina」(優雅なカトリーナと呼ばれる骸骨)を片付けたら、街はクリスマスの雰囲気に様変わりし「グアダルーペ・レイエスのマラソン」が始まる。「マラソン」のように長い間、いくつかのお祝いが続くことから「グアダルーペ・レイエスのマラソン」と呼ばれている。「グアダルーペ」はメキシコ人にとって最も敬愛するシンボル的なカトリック教会である。

「グアダルーペ・レイエスのマラソン」とは、メキシコで最も大切とみなされている、お料理、宗教をパブリックスペースで共有させた2000万市民が集まる宗教祭である。

まず、一番目のお祭りは「Posada」である。イエスキリストの宗教によると、マリアとホセ(イエスの母と父)はイエスの出産のための宿探しの旅に出た。家々を訪ね歩き10日目にイエスが生まれた。このイエス出産の旅のことを「Posada」(宿の意)と呼び、メキシコシティでは毎年12月16日~24日の間に、国民が家族や友人と一緒に「Posada」を祝うようになった。
メキシコシティの古い伝統で、ロウソクを持ち讃美歌を歌いながら教会まで行列をする。行列が終わったら、お菓子やモレなど色々な食べ物が配布され、その後子供たちがピニャータを叩く行事が始まる。
ピニャータは日本でいうくす玉のことで、原形のピニャータは星の形である。果物やお菓子を詰めたピニャータを子供たちが木の棒で叩き、砕けたらお菓子を集めるというものである。宗教の考えからいうと、星のピニャータを叩くことで人の罪を取り除き、神の恵みとして宝が落ちるということらしい。

この間にもPastorelas(パストレラス)という演劇が行われる。Pastorelasとは、学校の学芸会からプロまで様々なところで上演されるイエスの出産の演劇を市民が楽しむものである。「ポサダ」の最後は24日に祝う「Noche Buena」(ノチェ・ブエナ、つまりクリスマスイヴ)。この「ノベナリオ」(9日間という意味)が終わると次のお祭りは新年。

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60年代のメキシコ。

新年の後は、現在の文化、「Reyes Magos」(レイエス・マゴス)がある。メキシコの子供たちはサンタクロースのように「Reyes  Magos」(レイエス・マゴス)からプレゼントを貰うことを楽しみにしている。宗教によると、Reyes  Magosは(東方の三賢者)はイエスに称賛を与えるため旅に出たという。その3人の賢者がイエスの家に到着した日だといわれる1月6日が「Reyes  Magos」の祝日となった。

1月1日からReyes de Magosのお祝いのため、全パン屋はRosca de Reyes(ロスカ・デ・レイエス)というパンを売っている。パンの長さは色々あるが、一般的には50センチぐらいの丸いパンである。パンの中に人形が入っており、見つけた人が次のパーティーの担当になる。担当者はタマレスを買って、パーティーは2月2日に行う。

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ロスカ・デ・レイエス。

Text by Rosa Salazar

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