過去と現在のメキシカンクリスマス
メキシコでは毎年12月の間、市民は家族と一緒に外出することが伝統である。プラザゾカロやアラメダ・セントラルで散歩をしたり、人々が集まりこの期間を楽しみに過ごしている。
上記の写真のように、彼らはアラメダ・セントラルの近くで1985年に地震の影響で無くなったビルを散歩していた。現在はその近くの新しい広場で散歩をしている人もいるが、当時のクリスマスの雰囲気はもうなくなっている。
昔、アラメダ・セントラルでは近所の建物などがクリスマスのデコレーションを施し、観光スポットとなり、ホテルやレストランの屋上ではプラザゾカロのデコレーションを見ることができた。この場所は写真スポットとしてたくさんの子供たちで賑わっていた。だが、2006年からそのクリスマスデコレーションがほかの場所に移動されたため、現在は写真スポットではなくなっている。
一方、2006年からプラザゾカロでは入場無料のスノーリンクができ、たくさんの人が集まるようになった。そして2012年からは大通りの改修が終わり歩行者専用の通りとなり、毎年12月の間は30分ごとに人工雪が降るとても人気のある商業エリアとなった。
過去と現在のメキシコシティのクリスマスは色々変わっているが、まだまだユニークなお祝いであることに変わりはない。だからこそたくさんのメキシコ人が毎年12月を楽しみに待っているのである。