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ART
2019/8/30

名古屋でメキシコのお盆が大成功!

先週紹介させていただいたVamos! Boneフェスを主催した岩田悠さんが東京に来たのでPR Mexicoと話す時間をつくっていただきました!イベントの写真を見ながら日本とメキシコの文化交流の面白いポイントを説明されたり、意見を交換したりして楽しい時間過ごしました。では、今日はその素敵な岩田さんのインタビューについてお話させていただきます。

PR Mexico: イベントの経験について聞きたいんですが、このイベントをつくる前に他のイベントを作ったことはありますか?

Iwata Haruka: こんなに大きい国際交流のイベントは初めてです。

PM: えー!初めてですか。初めてなのにこんなに人を集められたのはすごいですね!

IH: いろんなところに足を運んで…。

PR: このイベントの企画をする前はメキシコに対してどんなイメージがありましたか?

IH: 毎年JICA中部でたくさんの海外の人が日本に来て技術とかを学ぶ研修があって、その中で毎年メキシコの方達に和太鼓や大正琴を教えていたんです。他の国の方たちもいるんですが、メキシコの方たちが日本の文化にすごい興味を持っていて、いろんなことをやってみたいという方も多くて、それで特にメキシコの方たちと触れ合う機会が多かったんです。メキシコの人たちはすごく暖かくていい人ばかりだったので、私自身もメキシコについてもっと知りたいなと思って色々調べたりしていました。

PM: メキシコに興味を持ってもらって嬉しいです!有難うございます!イベントの後はメキシコのイメージが変わりましたか?

IH: そうですね。私がもともとメキシコの人たちと名古屋の人たちが交流するイベントをやりたいなって思って企画したんですけど、それに対してすごくポジティブにメキシコ人の方たちが協力してくれました。だから、日本人だけじゃできない、熱量が出て、、すごく盛り上がって、みんなで一体感のある、あったかい感じになったので、もっとメキシコが好きになりました!これをきっかけに来年の夏に行きたいなと思っています。

PM: ぜひぜひ!メキシコ料理がおいしいです!

メキシコ料理・ファッション

PM: 名古屋にはメキシコ料理のお店が多いですか?

IH: メキシコ料理のお店が結構あります。メキシコ料理とかメキシカンバーが名古屋駅周辺に最近増えてきました。あと、いろんなクラブとかバーに行くとメキシコの方たちがいたりするんですけど、すぐにお友達になれて、一緒にご飯食べに行こう!とかいうこともあるんです。

PM:じゃあメキシコ人の友達が多いですか?

IH: そうです。今度の夏にメキシコに行く時も最初の一ヶ月は、今まで会ったことのあるメキシコ人の友達のところを訪問したいなと思っています。

PM: メキシコ料理の中で何が一番好きですか?

IH: やっぱりタコスです!家でもやるんですけど、一ヶ月に3回位やります!すごいやります!この間のイベントでもメキシコの方が料理を作ってくれて、それが家庭料理で…これこれ!すごいおいしかったです!

PM: ファッションショーもありましたね。そのファッションショーに出た方は、メキシコ人だけではなく日本人も参加しましたね。

IH: この衣装を着ているメキシコ人たちは、大正琴を一緒にずっとやっていた人たちです。着ただけではなくて、この地域でこんな場面で着るんですよっていうようなことも紹介しました。
衣装は手伝ってくれたメキシコ人のご夫婦からお借りしたものです。

お盆、BONE、死者の日(Dia de Muertos)

PM: この時期はちょうど日本ではお盆ですね。お盆と死者の日をつなげたことがこのイベントのすごく面白いところだなって思いました。岩田さんにとってお盆とメキシコの死者の日の共通点、異なっている点を教えてもらえますか?

IH: 亡くなってしまった大切な友人とか、家族を大切にする文化はすごく似ていて、それがすごく素敵だと思います。最初、スカルメイクは知っていたんですけど、それがDia de Muertos(ディア・デ・ムエルトス)だとは知らなくて、調べていたらお盆と同じように先祖の人を大切にする文化がメキシコにもあるんだなとわかりました。違うなと思ったのは、お盆だと身内でお墓参りに行ったりとか、送り出したりとかするんですけど、メキシコのDia de Muertosはお祭りみたいで楽しくて、すごくHappyっていうイメージが強くて、そこが違うなって思いました。あとは、死んじゃうっていうことに対してメキシコは明るいイメージがあります。日本だと死んじゃうということに暗いイメージがあるんですが、メキシコではみんな死んじゃうから、生きているときにHappyに暮らそうっていう前向きなイメージがあります。その考え方がとてもすてきだなと思ったから、同じように共有できる人とパーティーを通して共感出来たらいいなと思ってやりました。

PM: そして、祭壇までも作りましたね。なぜ、Frida Kahloの祭壇を作りましたか?

IH: 実はこれは私がデザインしたわけじゃなくて、当日2時間でofrenda(オフレンダ=祭壇)を作ってということで、JICAのメキシコの研修員の女性の方たちに自分たちのイメージするofrendaを作ってってお願いしました。出来上がったのがこれでした。愛知県であいちトリエンナーレっていう芸術祭があるんですけど、このイベントをパートナーシップ事業として申請していて、そのため名古屋とメキシコと芸術というテーマがあったので、このFrida Kahloを選択したのだと思います。

PM: これは誰が作りましたか?ワークショップとかありましたか?

IH: もともとはスカルメイクをしたくて。顔にペイントしたかったんですけど、肌のアレルギーとか、メイクしたままみんな帰れないかなとかで、今、京都にいるメキシコ人のアーティストさんにこのスカルマスクを作ってほしいとお願いしました。そしたらこういう風に型紙を作ってくれて、私たちはチョキチョキ切りました。それを当日お客さんに一ずつ渡して組み立ててもらいました。

PM: かわいいです!

これからのプロジェクト…

PM: 将来的にはこれから他のメキシコに関するイベント、プロジェクトなどがありますか?

IH: 今度は3月4月ぐらいにイベントを作りたいです。このイベントはすごく好評だったので、JICA中部が主催になってもっともっと大きいかたちで、名古屋でメキシコのイベントをしたいなって言って下さったので、恐らくもっと大きくなるかなと思います。

PM: テーマとしては今度のイベントでは何にしますか?

IH: まだまだメキシコの文化を調べないといけないと思うんですけど。次にやる時はDia de Muertosじゃないテーマでやりたいと思います。例えば、メキシコの音楽に特化するとか。今回大正琴で演奏したのも、日本の音楽と「Que sera sera」(一応スペイン語なんですけど)でメキシコの音楽じゃなかったので、今度はメキシコの音楽も入れたいです。アルパの演奏もあったので、今度は日本の楽器とコラボするとかそういうことを次はやりたいと思います。

PM: 楽しみにしています!

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