第75回ゴールデングローブ賞受賞!GUILLERMO DEL TOROのスピーチ 「メキシコ人だから」
Photo by Kevin Winter/Getty Images
2018年1月7日、第75回ゴールデングローブ賞授賞式がカリフォルニアで行われた。
監督賞は、2017年12月1日にニューヨークで初公開された『シェイプ・オブ・ウォーター』の監督ギジェルモ・デル・トロ(54歳)に贈られた。
受賞スピーチの際、時間がきたためスタッフに終了するよう告げられると、「スピーチを続けさせてくれ。だって、ここまで25年かかったんだよ!」と、デル・トロは笑いながら語った。そして続けて、「子供の頃から、モンスターに敬意を払い、私は彼らに救われた。モンスターは我々の不完全な守護聖人であり、我々の失敗を許して、前へ進ませてくれると私は信じています。長い間、派手な光と影の動画を制作し、3度もモンスターは私のことを救ってくれた。」と、コメント。
イベント終わりに、記者から「デル・トロさんはとても明るい方なのに、映画では幻想や恐怖など人間の暗い部分に焦点を当てています。どのようにバランスをとっているのでしょう?」と聞かれると、彼は「メキシコ人だから」と、答えた。「メキシコ人ほど、人生を愛する人はいない。それは、私たち人間が死ぬということをよく理解しているから。(…)愛や美しさ、そして自由を共に見つけよう!」
さすがデルトロらしい深い言葉である。
上記のデル・トロのスピーチはあくまで我々の“訳”であるので、彼の感性をダイレクトに感じたい方は、下記のリンクをどうぞ!
さらに、3月4日第90回アカデミー賞『シェイプ・オブ・ウォーター』が13個もの賞にノミネートされている。