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MUSIC
2018/2/8

メキシコ・ティフアナから誕生した”ノルテーニョ”音楽 – ノルテック・コレクティブ

nortec
Tijuana Session Volume 3アルバムカバー

ノルテック・コレクティブ(Nortec Collective)は、1999年にバハ・カリフォルニア州のティファナで結成された。バンド名は、北部人を指す”Norteño”と、音楽ジャンルの”Techno”を組み合わせた名前になっている。

初アルバムは、2001年にリリースされた『ノルテック・サンプラー』(”Nortec Sampler”)。同年続けてリリースされた『ティファナ・セッション・ボリューム1』(”Tijuana Session Volume 1″)は大ヒットし、これを手掛けたパルム・ピクチャーズ(Palm Pictures)と契約を交わした。当時のメンバーは、ボスティック(Bostich), クロロフィラ(Clorofila), フッシブレFussible (ペペ Pepe MOGT) , ハイパーボレアル(Hiperboreal), パノプティカ(Panoptica), プランクトン・マン(Plankton Man), テレストレ(Terrestre)。プランクトン・マンとテレストレは、2002年にノルテックを離れている。

それぞれのメンバーが個人でも活動を行っており、ノルテックとしての活動よりも注目を集めてはいるが、基本的にアルバムをリリースする際はノルテック・コレクティブの名前で作品を残している。

2005年、8枚目のアルバムとなる『ティファナ・セッション・ボリューム3』(Tijuana Session Volume 3)をリリース。このアルバムは、2006年にラティーノ・グラミー賞にて「最優秀オルタナティブミュージックアルバム賞」と「最優秀レコーディングパッケージ賞」の2つのカテゴリーにノミネートされた。この作品によって、ノルテックの名はメキシコ、そしてアメリカに広く知れ渡ることとなった。

2007年、ノルテックは解散し、それぞれが本格的にソロ活動を始めることになった。しかしメンバーは、ノルテックの音楽スタイルを続けており、「ノルテック・コレクティブ プレゼンツ」と名乗り、創作活動をするようになった。

2008年、ノルテック・コレクティブ プレゼンツ:ボスティック+フッシブレ(Nortec Collective Presents: Bostich+Fussible)『ティファナ サウンド マシーン』(”Tijuana Sound Machine”)が「最優秀ロック・オルタナティブ アルバム」のカテゴリーにノミネートされる。ノルテックの初期メンバーは解散していたが、ボスティックとフッシブレはノルテックの音楽スタイルを貫き続け、共にツアーを行っている。同年1月12日には、ノルテック・コレクティブ プレゼンツ:ボスティック+フッシブレとしてカリフォルニアでライブを行った。同年アルバム『ティファナ・サウンド・マシン by ボスティックとフッシブレ(Tijuana Sound Machine by Bostich and Fussible)は、第51回グラミー賞にてベストラテンロック/オルタナティブアルバムにノミネートされた。

下記リンク Sound Cloud からフッシブレの音楽を視聴できます: soundcloud.com/pepemogt

2017年11月には、フッシブレが来日し、「ディア・デ・ムエルトス 東京 2017」 (Dia de Muertos Tokyo 2017)に出演した。

バイオグラフィー:
https://www.biografias.es/famosos/nortec-collective.html
http://www.bizarro.fm/2014/07/el-fin-de-nortec-la-historia-completa/
https://en.wikipedia.org/wiki/Nortec_Collective

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